聞き取り困難症・聴覚情報処理障害(LiD/APD)
当事者ニーズに基づいた聴覚情報処理障害の診断と支援の手引きの開発 AMED
聴覚情報処理障害の症状を示す小児の学習支援のための検査法および補聴技術の開発 科研費

当事者の方へ

APD当事者会

APD当事者会とは

 APD当事者会とは、「APD Peer Support(APD ピア サポート)、略称APS」を指します。「仲間」のPeer(ピア)とSupport(サポート)を合わせて「仲間同士の支えあい」を表しています。
 当事者会では、LiD/APD(聴覚情報処理障害)の症状で困難や悩みを抱える人や、LiD/APDの子どもを持つ人々が繋がっています。同じ経験、気持ちを共有することで心が軽くなり、当事者が「よりよく生きる」ことを目指して2018年6月に発足しました。

AMED研究における役割

国立研究開発法人日本医療研究開発機構
令和3年度 障碍者対策総合研究開発事業(1次公募)採択
近畿APD当事者会代表(渡邉歓忠)が研究協力者として参加しています。

主な活動内容

 APD当事者会では、交流会やオンラインミーティングを開催しているほか、LINEのオープンチャットで相談・情報交換をすることが出来ます。日常で起きた失敗や、誤解を与えてしまったことで落ち込むこともあるでしょう。ネガティブな気持ちが続くとき、専門家やカウンセリングを受ける方法もありますが、身近な人の共感は特に心を癒してくれるのではないでしょうか。

  • Twitter、Facebook、LINEのオープンチャットなど、SNSでも繋がっています。
  • 初めて参加する人も毎日のようにいるので、気軽に交流できます。
  • 「どんなツールが役立つか」や「共感できる日常のエピソード」の情報交換も盛んです。

当事者会の感想(こくちーずプロより一部抜粋)

  • 40代/女性
    参加イベント:【オンライン】第2回 LiD/APD(聞きとり困難/聴覚情報処理障害)児の親の交流会ネットとは比べものにならない程の情報を頂けて大変参考になりました。様々なお立場の方々もいらっしゃったことでAPDのそれぞれのお子様の困りごと、視点も知ることが出来て大変有意義でした。
  • 40代/男性
    参加イベント:第4回近畿APD(聴覚情報処理障害)勉強会
    知的障害児対象の特別支援学校に勤務しています。
    聴力検査では異常がないと診断された生徒に対しても、いろいろな可能性を考えながら接していかなければと思いました。
  • 30代/男性
    参加イベント:【オンライン】第2回 LiD/APD(聞きとり困難/聴覚情報処理障害)児の親の交流会
    子どもを思う親御さんの気持ちが勉強になり、共通テスト(旧センター試験•共通一次)の配慮なども知る事ができました。